インターシル、車載アラウンドビューシステム向け4チャネルビデオデコーダを発表

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車載アラウンドビューシステム向け4チャネルアナログビデオデコーダ
車載アラウンドビューシステム向け4チャネルアナログビデオデコーダ 全 1 枚 拡大写真

インターシル社は、車載アラウンドビューシステム向け4チャネルアナログビデオデコーダの新製品として、業界初のMIPI-CSI2出力インタフェースを内蔵した「ISL79985」および、ラインインタリーブBT.656インタフェースを備えた「ISL79986」を発表した。

ISL79985は、シングルチップで最大9個のディスクリート部品を代替し、基板スペースの有効利用を実現。クルマ周辺の対象物検知や、360度アラウンドビュービデオを生成する優れた4チャネルアナログデコーディング性能を提供。ISL79986ビデオデコーダは、高精細、高画質のビデオ画像を提供し、クルマの周囲全体の対象物に対する可視能力を向上する。

アラウンドビューモニタシステムは、4台のカメラから伝送されるビデオ画像を処理し、4つの画像を単一の鳥瞰映像に合成し、車両の上方に設置したカメラで撮影したかのような画像を提供。これにより、ドライバーは周囲の対象物に対するクルマの相対的な位置を視覚的に把握でき、クルマの操作や駐車が容易になる。

ISL79985とISL79986は、4つのアナログビデオデコーダに10ビットADCを集積しており、4つのアナログカメラCVBS入力を同時にサポートする。ISL79985のMIPI-CSI2インタフェースはシステムEMIを低減するほか、従来のパラレルインタフェースに比べてピン数が少なく、最新のSoCやADASプロセッサとのインタフェースを容易にする。両製品とも、急激に変化する照明条件に対応した調整を行う、インターシル独自の自動コントラスト調整(ACA)イメージエンハンス機能を装備。ACAは輝度やコントラストの自動的な増減により画像の最適化を可能にし、光量が少ない条件下や太陽光でまぶしい条件下の視認性と安全性を向上する。

なおインターシル社については9月13日、ルネサスエレクトロニクスが約32億米ドル(3219億円)で買収することを発表している。

《纐纈敏也@DAYS》

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