【BMW X5 xDrive40e 試乗】大きく、重いボディこそPHEVの恩恵にあずかれる…岩貞るみこ
試乗記
輸入車

ボディ剛性の高さ、遮音性のよさは、PHEVになるとさらに磨きがかかって感じられる。一定速度で走っているときなど、聞こえてくるのはロードノイズと風切り音ばかり。エンジン音は耳をすませてもよくわからず、エンジンがかかっているのかどうかは、タコメータを見て回転数の針が動いているのかどうかを確認する始末である。
BMWはクラスを通して一貫性のあるインテリアデザインを重視しており、PHEVになっても既存のメータ類のデザインをベースにアレンジしてあるものの、PHEVは別の情報が欲しいことが多いので、専用の使いやすいメータを望んでしまう。
BMWは音のチューニングも熱心にやっていたし、それが魅力的だと思っていたのに、エンジン音がない世界を体験すると、音はどうでもいいやと思ってしまう。人間なんてそんなもの。女ゴコロは日本のゲリラ豪雨くらいころころ激しく変わるのだ。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★
岩貞るみこ|モータージャーナリスト/作家
イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。主にコンパクトカーを中心に取材するほか、最近はノンフィクション作家として子供たちに命の尊さを伝える活動を行っている。レスポンスでは、アラフィー女性ユーザー視点でのインプレを執筆。