フランスの自動車大手、ルノーは9月29日、フランスで開幕したパリモーターショー16において、EVコンセプトカーの『トレゾア』(TREZOR)を初公開した。
トレゾアは、ルノーデザインの新たな段階の始まりを告げるコンセプトカー。ボディサイズは、全長4700mm、全幅2180mm、全高1080mm、ホイールベース2776mm。未来の2シーターGTスポーツを提案した1台となる。
圧巻は、ボンネットとルーフが一体で開く点。ワンピースのクラムシェルルーフは、宝石箱のように持ち上がり、室内へのアクセスを可能にする。ルノーは、「サプライズなプロポーションが特徴」とコメント。
パワートレインは、EV。EVレースの「フォーミュラE」マシン用を基本とするモーターは、最大出力350hp、最大トルク38.7kgmを発生する。車両重量は1600kg。0-100km/h加速は4秒以下で駆け抜ける。
フロントのCシェイプのLEDライトは、最新ルノー車に共通するデザイン。足元には、21インチと22インチの大径タイヤ&ホイールを装着。走行モードは、ノーマル、スポーツ、自動運転の3種類となる。