【UberEATS】WALK→HIKYAKU→OKAMOCHI→UberEATS 未体験でクールな出前を体感

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「UberEATS」東京発表会・先行体験会(東京・天王洲、9月28日)
「UberEATS」東京発表会・先行体験会(東京・天王洲、9月28日) 全 36 枚 拡大写真

スマホでピピッとやって、有名料理店のメニューを出前――。「フード・デリバリーに革命を起こす」とうたう「UberEATS」が9月29日から都内でスタートした。Uber Japanは28日、東京・天王洲でそのデモンストレーションを公開。その使い勝手、スピード感を試せた(写真36枚)。

用意するものは、オンライン上のスマホやPC、支払いのさいのクレジットカード。スマホの場合は iPhone と Android に対応したアプリをダウンロードし、必要事項を入力してアカウントを登録。PCの場合は、UberEATS ウェブサイトから登録する。

登録後はログインし、“狙いの味”“あこがれのレストラン”を探す旅へ。「ココのこれにしよう」と決めたら、そのメニューの届け先住所を指定し、カートの内容を確認してクレジット決済。あとは、リアルタイム配達状況をたまに見ながら、注文したメニューの到着を待つだけだ。

このとき、届け先は「基本、住所が明らかならばどこでもいい」という。ビル名や階数、クルマのナンバーや車種なども指定できる。たとえば眺めのいい駐車場にクルマを止めて、現在地の住所を知らせれば、そのクルマのもとまで届けてくれる。配達員が届け先をつかめなかった場合は、「赤いポルシェでナンバーは……」といった電話のやりとりで解決するという具合だ。

デモンストレーションでは、店舗、メニュー、決済と1分ほどですべての画面を遷移させ、「ご依頼を承りました」「お料理を準備中です」「配達中です」「ご注文のお品が到着します。どうぞお召し上がりください!」というリアルタイム配達状況画面へと移る。

「お待たせしました」とやってきたのは、自転車用ヘルメットを着用した男性。UberEATS と記された大型バッグから、注文した熱々のボロネーゼが手渡された。この一連の流れで、かつての中華料理屋や蕎麦屋の「出前」と違うのは、スマホ画面でビジュアルを確認しながらメニューを選ぶ、リアルタイム配達状況を確認する、現金のやり取りなし、といったところか。

熱々のボロネーゼが発注者側に渡ると、それを運んできた自転車男子は笑顔を決めてサッとその場を去っていく。もちろん、実際は「都内有名店のあのメニューが、混み合う店舗に行かずとも、自宅まで運んできてくる」というサプライズ感もあるだろう。

UberEATS(ウーバーイーツ)は、トロントで2015年にサービスを開始したのを皮切りに、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ニューヨークシティ、パリ、シンガポール、メルボルン、ロンドン、マイアミ、シドニー、ラスベガス、ドバイと、世界7か国33都市で展開。8か国めとなるその日本版は、まず東京の一部エリア(渋谷・恵比寿、青山・赤坂、六本木・麻布)からスタートし、「順次エリアやサービスを拡充させていく」という。

まだ都内一部エリアのみ対応だからか、PCウェブサイト上で、たとえば「新宿区」と入力し店舗を探すと、「現在、Shinjuku付近ではUberEATSはご利用いただけません。サービス地域を拡大していきますので、今後ともよろしくお願い申し上げます」と表示されてしまう。

そこでこんどは「渋谷区」と入力してみると、いろいろ出てきた。午前のタイミングで数えてみたら22店舗、そのひとつ「シトロンCITRON」のらんには、店名のすぐ下に「サラダSaladsフレンチFrenchヘルシーHealthy」「26-37MIN」と表示され、カテゴリや到着時間がここでだいたい把握できる。

さすがニッポンの流行発信地・渋谷だけあり、初めて見るおしゃれでカラフルな店舗の数々。そのラインナップに混じり、「大戸屋」といった親しみのある名前もあった。

この先行デモンストレーション体験会には、日本の“出前”の歴史を描いたイラストが掲出されていた。そこには、「1600 WALK→1760 HIKYAKU →1955 OKAMOCHI→2016 UberEATS」という文字。1900年代中ごろに登場した「岡持ち」の出前から、半世紀。UberEATSは日本に定着するか。

《レスポンス編集部》

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