ボルボ C70、デビュー20周年…「四角いボルボ」と決別した名車

モータースポーツ/エンタメ エンタメ・イベント
初代ボルボ C70
初代ボルボ C70 全 3 枚 拡大写真

スウェーデンの高級車メーカー、ボルボカーズは9月30日、『C70』がデビュー20周年を迎えた、と発表した。

C70 は1996年9月30日、パリモーターショーでワールドプレミア。ボルボカーズの上級クーペで、およそ1年後には、オープン版の『C70カブリオレ』が加わった。

C70は当初のデザインを9年間、大幅に変更することはなかった。『C70クーペ』は2002年まで、カブリオレは2005年4月まで生産。累計生産台数は7万6809台。そのうち、クーペは2万7014台、カブリオレは4万9795台だった。

ボルボカーズは2005年9月、パリモーターショーにおいて、2世代目となる『C70コンバーチブル』を初公開。2代目モデルは、ピニンファリーナが設計した3分割リトラクタブルハードップを装備している。

初代C70は、BTCC(英国ツーリングカー選手権)でボルボのレーシングチームと関係があったTWR(トム・ウォーキンショー・レーシング)と提携して開発された点が特徴。ボルボカーズは初代C70の開発に際して、「ボルボのデザインは角張った箱型」という概念を変えようとしていた。

当時のTWRのデザイナー、イアン・カラム氏は、誰が見ても間違いなく当時のボルボを連想させるデザインを提案した後、アーチ形のルーフラインと彫刻的なサイドを備えたクーペのスケッチを提案。これが、市販モデルのC70のデザインに結実。これ以降のボルボ車を特徴付けることになる、新しいデザインの先駆けとなった。

ボルボカーズは、「C70は、ボルボ=箱形というイメージを覆した情熱的な車」と、デビュー20周年を祝うコメントを発表している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. ホンダ『レブル250 Eクラッチ』が爆売れ!? ペダルだけでシフトチェンジできる「Eクラッチ」の魅力をおさらい
  3. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  4. マッスルカー『チャージャー』、内燃エンジン仕様が登場…直6ツインターボで550馬力
  5. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る