【トヨタ KIROBO mini】コミュニケーションを深める6つの特徴[写真蔵]

自動車 ビジネス 国内マーケット
トヨタ KIROBO mini
トヨタ KIROBO mini 全 22 枚 拡大写真

トヨタ自動車が今年冬より愛知と東京の一部のトヨタディーラーで販売予定の『KIROBO mini』(キロボ・ミニ)は人間と会話することのできるロボットだ。しかしトヨタは、キロボ・ミニを単なる会話ロボットではなく、いつも寄り添い、心を通わせる「コミュニケーション」パートナーと位置付ける。それを具現化した6つの特徴を紹介する。[写真22点]

1つ目の特徴は形。愛らしいデザインと座高およそ10cmの小さな体はユーザーにとって寄り添いやすい。デスクの傍に座らせておくことはもちろん、ドライブなどの外出時にも連れ出したくなる。専用のクレードル(発売未定)を使えば、クルマのカップホルダーに収めておくことも可能だ。

2つ目は反応。キロボ・ミニに話しかけると、本体に仕込まれたマイクがその方向を拾って顔を向けてくれる。さらに人の顔を判別し、ユーザーが動いてもその方向に顔を向けて見続けてくれる。

3つ目は仕草と表情の変化だ。キロボ・ミニはただ話すだけではなく、LEDが採用された眼球が、その光り方で瞬きや喜びの表情変化を表し、また話すときは腕を動かすなど全身を使って愛らしくコミュニケーションをしてくれる。

4つ目はキロボ・ミニが積極的に話しかけてくれること。例えば笑顔を見せれば表情変化を認識して「何か楽しいことがあったの」と話しかけてくれるし、曇った表情をすれば「何か嫌なことでもあった?」などと感情を推定して話しかけてくれ、会話のきっかけを作ってくれる。

5つ目は記憶と成長。例えば「うな丼って好き?」とういキロボ・ミニの問いかけに「好きだよ」と答えるとそれを記憶。さらにうな丼とは一体どんなものなのかを聞いてくるので、それに応じた回答をしていきながらうな丼をキロボ・ミニに覚えさせていける。その後、「うな丼が食べたいな」などと話しかければ、キロボ・ミニが覚えた記憶をもとに会話を広げてくれる。

6つ目は、クルマや家との連携だ。キロボ・ミニとのコミュニケーションは、専用アプリ(月額300円)をインストールしたスマートフォンとBluetoothで接続して初めて行えるもの。さらにそのスマートフォンが接続しているキロボ・ミニ用のサーバーは、スマートハウスシステムや『T-Connect』を管理するサーバーと同じ場所にあるため、例えば「家の鍵を閉めたかな」と話しかければ「大丈夫みたいだよ」と回答してくれる。また今後、クルマとの連携も期待できる。

ちなみにキロボ・ミニ本体のシステムファームウエアもスマホを介してバージョンアップできるという。新しい表情や仕草のパターンの追加も可能とのことだ。

《阿部哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 「日本版より洒落てる」2026年モデルの米国版トヨタ『カローラ』発表に、日本のファンも注目
  3. ホンダ『プレリュード』新型、インドネシアでは「オールブラック」なプロトタイプを初公開
  4. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
  5. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る