ホンダは10月4日に開幕したCEATECに、二輪車や軽トラックといった小型車の業務効率改善につなげるテレマティクスサービス「Honda Biz LINC」をイメージ映像などで出展した。
同社の二輪車向け情報提供技術を生かし、ゼンリンデータコム(東京都港区)とともに開発しているもので、スマートフォンまたはタブレットのGPSによる位置情報を活用する。車両の位置把握など「動態管理」や実用的な「ルート検索」ができ、ドライバーには安全運転意識の向上も期待できるとしている。
開発を担当している本田技術研究所の今野健志主任研究員によると、今夏から実証実験を始めており、今後1年以内には実用化したいという。企業が導入の際は「20台から30台の車両を一括管理できるようにし、低コスト化も図る」(今野氏)方針だ。