【CEATEC 16】口コミ、運行・気象情報などから列車遅延を読む…富士通の遅延予測エンジン

鉄道 企業動向
富士通「AIを活用した列車遅延予測」イメージ画像(CEATEC JAPAN 2016 幕張メッセ 10月4~7日)
富士通「AIを活用した列車遅延予測」イメージ画像(CEATEC JAPAN 2016 幕張メッセ 10月4~7日) 全 5 枚 拡大写真

富士通は、AIを活用した列車遅延予測と鉄道交通流予測機能を参考出展。運行情報や口コミ、気象データなどから、列車事故や局所的災害などのトラブル発生後の交通状況を予測し、その予測情報を提供するシーンを紹介した。

列車運行情報をはじめ、ユーザーのTwitterなどによる投稿情報、各種気象データから列車の遅延を予測させるカギは「機械学習技術」(遅延予測エンジン)。遅延予測情報は、乗換案内の検索結果として表示され、ユーザーのリアルタイムな移動の選択をフォロー。スマホによるデモでは、「【遅延予測】25分~35分の遅延発生の可能性があります」と表示されていた。

予測情報は、APIを通じて2種類を提供。ひとつは、路線ごとの遅延予測時間(路線遅延予測API)、もうひとつは単一路線2駅間の予測所要時間(旅行時間予測API)。

同社は今夏、乗換案内のジョルダンと手を組み、関東エリア138路線を対象に列車遅延予測の実証実験を実施。この実験機能の提供を10月末まで延長するとも伝えていた。

また、運行データや出改札データ、インシデントデータなどから混雑・遅延状況をグラフ化・視覚化し、顧客満足度向上・業務改善へとつなげるBtoB向けモビリティマネジメントも紹介していた。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  2. スバル初の小型クロスオーバーEV『アンチャーテッド』正式発表、2026年発売へ
  3. 大成建設、高速走行中の給電に成功、EV向け「無線給電道路」の実証実験で[新聞ウォッチ]
  4. 車内すっきり! ワンタッチでCarPlayがワイヤレスに、「OTTOCAST MINI」発売
  5. ダムドから『ジムニーノマド』用のボディキットが3種登場!『ジムニーシエラ』用の新作「サウダージ」も注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る