東洋ゴム工業は、同社製タイヤ『トランパスML』と『オープンカントリーR/T』が「2016年度グッドデザイン賞」を受賞したと発表した。
トランパスMLは、ミドルクラスミニバン専用タイヤ。非対称パターンや新開発のゴム配合などの採用で、重心が高く車重のあるミニバンに起こりやすいフラつき感や偏摩耗を抑え、低燃費性能の向上としっかりとした走りと優れたロングライフ性能を実現。デザインでは上級モデルに相応しく、タイヤのトレッド部分には鋭角的なグルーブカットや、スッキリとしたロゴデザインなどにより、ミドルクラスミニバンのスタイリッシュな足元を演出する。
今回の受賞では、ミニバン専用タイヤでありながら、太い3本のストレートグルーブと大きめのブロック、シャープなL字型グルーブカットをもつスポーツタイヤのような外観などが高く評価された。
軽自動車専用タイヤのオープンカントリーR/Tは、オフロードにおけるトラクション性能と、オンロード走行に求められる耐摩耗性能や走行安定性を高い次元で両立。タイヤのショルダー部は、アグレッシブなパターンデザインによってオフロード性能を確保し、トレッドのセンター部にはオンロード走行を考慮したパターンデザインを採用し、それぞれの特性を発揮する「ハイブリッドデザイン」が特長となっている。
今回の受賞では、凹凸の多いサイド部のデザインのインパクトや、ストレートグルーブを廃し、大型のブロックを並べたトレッドパターンなどが評価された。