【CEATEC 16】生産ラインの風景を変える…オムロンの自動搬送ロボット

自動車 ビジネス 企業動向
オムロン(CEATEC JAPAN 2016 幕張メッセ 10月4~7日)
オムロン(CEATEC JAPAN 2016 幕張メッセ 10月4~7日) 全 7 枚 拡大写真

オムロン(京都市)は、米国子会社のオムロンアデプトテクノロジーズが開発した「屋内用モバイルロボットLD」を先行展示。「車種が刻々と変わる自動車生産ラインなどにフレキシブルに対応するロボ」として、2シリーズ4形式を2017年1月20日から世界33か国で発売する。

モバイルロボットLDは、前面に内蔵されたレーザースキャナーが路面や周囲の状況をリアルタイムに把握し、SLAM技術で移動できる範囲とその地図を自動作成。「地図とレーザースキャナーの測定結果を照らし合わせ、自分の位置を把握しながら人や障害物をどを回避するルートをリアルタイム検知。最大130Kgの搬送物をぶつかることなくスムーズに運ぶ」という。

スキャンセンサーとマッピングを組み合わせたSLM(Simultaneous Localization and Mapping)によるロボットで、「自動車や船舶、航空、鉄道、電子部品、食品、衣料品まで、ものづくりの現場や、物流・倉庫などの屋内空間を最適ルートで移動する」。屋内に限るのは、「防水などにまだ伸びしろがある」とも伝えていた。

搬送のオートメーション化は、「単純・単調で重労働な作業から解放され、創造的分野などに集中できる。生産性や品質向上へもつながる」とも伝えていた。

また同社ブースでは、オムロンオートモーティブエレクトロニクスが開発中の「非接触脈拍センサー」のプロトタイプも先行展示。同センサーは、オフライン状態のクルマのなかでも時系列ディープラーニングを実行し、ドライバーの運転集中の度合いが測れるという。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  3. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  4. ホンダ『CB1000F SE コンセプト』を世界初披露! カウルが付いてネオレトロ感アップ、MSショーからの変更点もチェック!
  5. 自動車購入の落とし穴! 公取協・公取委の警告から学ぶ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る