日本郵船、LNGで航行できる自動車運搬船を受領
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この船は、液化天然ガス(LNG)と重油を燃料とする二元燃料エンジンを搭載し、LNG燃料で航行可能な世界初の自動車運搬専用船となる。自動車積載台数は3985台。
船の就航を予定しているヨーロッパ海域は厳しい硫黄分排出規制が導入されている。LNG燃料は硫黄酸化物(SOx)、粒子状物質(PM)を排出せず、重油に比べ窒素酸化物(NOX)と二酸化炭素の排出量が少ないため、排出規制値を大幅に下回ることができる。
また、船には最高水準の耐氷仕様(1A Super)を採用しており、氷海域である冬季のバルト海でも年間を通じて安定的な航海が可能としている。
《レスポンス編集部》