【パリモーターショー16】ランドローバー ディスカバリー 新型、オフロード性能が進化

自動車 ニューモデル モーターショー
ランドローバー ディスカバリー 新型
ランドローバー ディスカバリー 新型 全 11 枚 拡大写真

英国の高級SUVメーカー、ランドローバーが9月29日、フランスで開幕したパリモーターショー16で初公開した新型『ディスカバリー』。初代から27年続く伝統のオフロード性能を、さらに進化させて登場した。

[写真11点]

ランドローバーは新型の開発に際して、スウェーデン・アリエプローグの氷上から、中東ドバイの砂漠まで、ランドローバーならではのオールテレイン性能を実現するための走行テストを実施した。

オフロードで本領を発揮する装備を、グレードに応じて標準装備またはオプション設定。最新技術の「オールテレインプログレスコントロール」(ATPC)は、過酷な状況でも一定の速度を維持し、ブレーキとアクセル操作の負担を軽減。このシステムは、時速1.8kmから30kmの低速でクルーズコントロールのように機能。設定した速度を維持するので、ドライバーは障害物の回避など、ステアリング操作に集中できる。

また、新型ディスカバリーの最大渡河水深は、クラス屈指の900mm。この卓越した能力をサポートするのが、ランドローバー独自の「ウェイドセンシング」。ドアミラーに装備したセンサーが水深を検知。タッチスクリーンにリアルタイムで、車体に対する水の高さと渡河水深限界を表示する。

ランドローバー独自の「テレインレスポンス」は、モードを選択するだけでエンジン、ギアボックス、ディファレンシャル、シャシーなどのシステムを状況に応じて最適化。操作性や快適性、トラクション性能を高めてくれる。この機能をさらに強化した「テレインレスポンス2オート」を新型ディスカバリーに採用。走行状況をモニタリングして、最適なモードを自動的に選択する。

ランドローバーは、「新型ディスカバリーは多彩な革新技術により、比類ないオールテレイン性能を実現。どんな地形も、揺るぎなく乗り越えられる」と自信を示している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ミズノ、カーボン技術活用の新フットギア「MOBILARIA β」発表…ジャパンモビリティショー2025
  2. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  3. コンセプトカーはいっさいナシ!前回とは180度違う、日産の展示から見えた「リアルへの追求」とは…ジャパンモビリティショー2025
  4. 三菱自動車、『eKスペース』新型を発売…受注は標準グレードに集中で93%
  5. ロイター「日本にとって警鐘」…BYDが新型軽EV『ラッコ』をジャパンモビリティショー2025で公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る