日本貨物航空に不適切な整備で厳重注意---国土交通省

航空 行政

国土交通省は、日本貨物航空が不適切な整備作業を行っていたことに対して厳重注意するとともに、必要な再発防止策を検討の上報告するよう指示した。

日本貨物航空は、ボーイング「747-8F」型JA18KZ号機について、不適切な整備作業を実施して運航していたとして9月21日に航空局に報告があった。

航空局が同社に対して詳細な調査を指示した結果、エンジン空冷配管の取り付けボルトの整備に関して、複数の整備従事者が作業の実施方法の決定、作業工程の管理、検査の実施など一連の整備作業の実施と、これに係る整備記録の作成について、国土交通大臣の認可を受けた業務規程と整備規程に逸脱していた。また、航空法第19条第1項(同法第10条第4項の基準に適合すること)の確認の未実施と事実と異なる確認を度重ねていたとして厳重注意した。

今後、類似事例の有無を確認するとともに、発生原因と背景を詳細に調査し、必要な再発防止策を検討した上で10月19日までに文書で報告するよう通知した。

航空局では、同社に再発防止が確実に図られ安全運航のための体制が維持されるよう、厳格に指導監督していくとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 第3世代e-POWERの日産『キャシュカイ』が無給油で英国縦断! その実力に日本導入への期待高まる
  2. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  3. 日産『リーフ』新型、米国EV最安値の約440万円から…今秋発売へ
  4. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  5. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る