日本貨物航空に不適切な整備で厳重注意---国土交通省

航空 行政

国土交通省は、日本貨物航空が不適切な整備作業を行っていたことに対して厳重注意するとともに、必要な再発防止策を検討の上報告するよう指示した。

日本貨物航空は、ボーイング「747-8F」型JA18KZ号機について、不適切な整備作業を実施して運航していたとして9月21日に航空局に報告があった。

航空局が同社に対して詳細な調査を指示した結果、エンジン空冷配管の取り付けボルトの整備に関して、複数の整備従事者が作業の実施方法の決定、作業工程の管理、検査の実施など一連の整備作業の実施と、これに係る整備記録の作成について、国土交通大臣の認可を受けた業務規程と整備規程に逸脱していた。また、航空法第19条第1項(同法第10条第4項の基準に適合すること)の確認の未実施と事実と異なる確認を度重ねていたとして厳重注意した。

今後、類似事例の有無を確認するとともに、発生原因と背景を詳細に調査し、必要な再発防止策を検討した上で10月19日までに文書で報告するよう通知した。

航空局では、同社に再発防止が確実に図られ安全運航のための体制が維持されるよう、厳格に指導監督していくとしている。

《レスポンス編集部》

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