【福祉機器展16】マツダ、手動運転装置付 ロードスター 公開…年内発売へ

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マツダ ロードスター 手動運転装置付車
マツダ ロードスター 手動運転装置付車 全 5 枚 拡大写真

マツダは東京ビッグサイトで開催中の国際福祉機器展で手動運転装置を備えた『ロードスター』を公開した。マツダが手動運転装置付車を自ら手掛けるのは初めてで、同じく初展示している『アクセラ』の手動運転装置付車とともに年内の発売を予定している。

ロードスターの手動運転装置付車は、センターコンソール横に配置されたコントロールグリップでアクセルとブレーキの操作ができ、またステアリングには握ったままで回転操作できるノブを備えている。さらにステアリング右側のスポーク内に備えたパドルシフトでシフトチェンジができる仕組みで、これによりアクセルとブレーキは左手で、ハンドルとシフトチェンジは右手のみでできるようになっている。

開発に携わったマツダ商品本部の田中賢二主査は「マツダはこれまで手動運転装置付車を製作していなかった」としたうえで、「ロードスターとアクセラの手動運転装置付車を年内に発売する目標で進めている」と述べた。

さらに「ロードスター本来の機能を生かしたかったので、例えばベース車は左右にパドルスイッチが付いているが、手動運転装置付車では左手は常にコントロールグリップを握ってアクセルとブレーキ操作をしているため、左側のパドルスイッチを触ることができないため、右側のパドルスイッチだけでシフトアップとダウンの操作ができるようにしている」と田中主査は手動運転装置付車を企画する上での工夫を明かした。

さらに「ロードスターは割と狭いスペースにいろいろな部品が付いているので、後から操作部品を付けようとすると、すでにあるものと干渉してしまう。そこで専用のパーキングブレーキを造るとともに取り付け位置を15mm助手席側に寄せることで、コントロールグリップを取り付ける余地を造りだした」とも話していた。

《小松哲也》

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