【福祉機器展16】マツダ、「多くの人に走る喜びを」…初の手動運転装置を ロードスター と アクセラ に

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手動運転装置によるロードスターの運転席と助手席
手動運転装置によるロードスターの運転席と助手席 全 2 枚 拡大写真

マツダは10月12日に開幕した福祉機器展に、足に障がいがある人が運転席でドライブを楽しめる「手動運転装置付車」の『ロードスター』と『アクセラ』を出展した。いずれも2016年度内に市販開始の予定としている。

このタイプの福祉車両は、マツダでは初めてとなる。左手でアクセルとブレーキを兼ねるレバーなどを、右手でハンドルを操作する方式であり、特装メーカーのミクニ ライフ&オート(埼玉県加須市)と2015年から共同開発している。

車室空間が限られるスポーツカーのロードスターは、タイヤ径が22インチとややコンパクトで、分解可能な車椅子が助手席またはトランクに収納できるようにした。製品企画などを担当する国内営業本部ブランド推進部の小谷育宏氏は「走る喜びをできるだけ多くの方にと、開発に着手した。後席ではなく、ハンドルを握ってマツダ車の楽しさを体感いただきたい」と、説明している。

《池原照雄》

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