【WEC 第7戦富士】開幕前日…各チーム準備着々、天候冷え込むも熱気高まる

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フォードGTが富士スピードウェイに出現。
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世界耐久選手権(WEC)第7戦「6 HOURS OF FUJI」の開幕前日となった13日、静岡県の富士スピードウェイでは参戦各チームが着々と準備を進めており、冷え込む気象条件のなか、熱気が高まってきた。

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普段とは異なるインターナショナルな雰囲気が包む富士スピードウェイのパドック&ピット。機材運搬のための大量のコンテナ群がパドック裏に置かれるなど、連続5年目となるWEC開催に向け、お馴染みとなりつつある“年イチ”の光景も既に展開されている。

この日の富士は10月にしてはかなり冷え込んだが、現段階での予報を見る限り、週末の天候状況は概ね秋らしい好天に恵まれそうな模様。LMP1、LMP2、LMGTE-Pro、LMGTE-Amの各クラスで好バトルが展開されることが期待される。

必見要素はいくつもあるが、まずはLMGTE-Proクラスに今季その名を“復活”させた「フォードGT」の日本初見参が挙げられよう。ルマン24時間(WEC第3戦)では見事にクラス優勝を成し遂げ、1960年代のルマンでの栄光、その再現を果たしたマシンが富士でどんな戦いぶりを見せるのか。ライバルであるフェラーリ、ポルシェ、アストンマーティンとのGTマシン最高峰バトルに注目したい。

そしてもちろん、WECといえば最前線で競うLMP1-Hクラス、3大メーカーのテクニカルバトルが最大の注視ポイントである。今季はここまでポルシェ5勝、アウディ1勝。ルマンで寸前の勝利を逃すなど、まだ勝っていないトヨタにはホームコースで今季初勝利が期待されるところだ。「トヨタTS050 Hybrid」を駆るふたりの日本人選手、中嶋一貴(#5)と小林可夢偉(#6)もこのレースに向けて燃えている。

中嶋一貴の富士戦に向けてのコメント
「ホームコースに戻って来るのはいつでも嬉しいものです。例年、多くのファンのみなさんが応援に来てくれて、最高の雰囲気になりますからね。我々は再び上位争いをすべくハードワークを続けます。タイトル争いの面で考えると、我々には何も失うものはありません。全力でレースを戦い、日本のファンの前で表彰台に上がれるようベストを尽くします」

小林可夢偉の富士戦に向けてのコメント
「自分にとってはトヨタのワークスドライバーとしての日本初レースです。これは素晴らしい経験になると思っています。富士では今年、既にスーパーフォーミュラでレースを戦っていますが、LMP1車両で初めて富士を走ることを楽しみにしています。ライバルと(レースでは)僅差の戦いをしていることでモチベーションは高いですし、もちろんホームレースですので全力で好結果を狙います」

開幕前日、トヨタのピットでは可夢偉がチームスタッフとともにシート合わせを入念に行なう姿が見られた。また、一貴と同じく5号車に乗り組むセバスチャン・ブエミ(前の日曜にはフォーミュラE 16-17開幕戦香港で優勝)が自転車でコース下見から引き揚げてきたらしい様子で、スタッフと談笑するシーンも。トヨタにとって富士戦は12~14年に3年連続優勝している好相性の一戦でもあり、ルマンの雪辱を晴らすような戦いが期待される。

WEC第7戦・富士6時間は明日(14日)から走行セッションがスタート。初日の金曜は1時間30分ずつのフリー走行が10時45分からと15時30分からの計2回、予定されている。

《遠藤俊幸》

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