出光と昭和シェルとの統合延期---引き続き出光創業家へ協議呼びかけ

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出光興産と昭和シェル石油は、2017年4月1日を予定していた経営統合次期を延期すると発表した。

両社の経営統合については、出光興産の創業家は、昭和シェル石油と企業文化が異なることや、昭和シェル石油に労働組合があることなどを理由に反対している。出光興産の経営陣は、創業家に理解してもらうため、協議を呼びかけているものの、創業家は協議することを拒否しており、経営統合に向けた動きは暗礁に乗り上げている。

両社は、経営統合するため、それぞれが臨時株主総会で承認を得て、2017年4月1日付けで経営統合する計画だった。しかし、創業家は大株主でもあり、臨時株主総会で経営統合の承認を得るのは困難と判断、経営統合を延期する。

ただ、経営統合を目指す方針は堅持する方針で、出光興産では今後、創業家に対して経営統合を理解してもらうため、引き続き協議を申し入れる方針。協議に十分な時間を確保するため、経営統合日を「未定」とする。

出光興産と昭和シェル石油の経営統合は、出光興産の系列サービスステーション運営会社の団体も賛成しており、創業家に対して、出光興産の経営陣と話し合うことを求めている。

《レスポンス編集部》

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