マツダ デミオ 改良新型…G-ベクタリング初採用、上質内装の特別車も

自動車 ニューモデル 新型車
マツダ デミオ 改良新型(左は特別仕様車の「Tailored Brown」)
マツダ デミオ 改良新型(左は特別仕様車の「Tailored Brown」) 全 24 枚 拡大写真

マツダは14日、最量販モデルであるコンパクトカー『デミオ』の商品改良車を発表、予約を開始した。先行して改良を受けた上級車種『アクセラ』『アテンザ』に採用された技術や仕様を取り入れ、運転のしやすさや内外装デザインを改善している。発売は11月17日。

現行型デミオは2014年に発売。「車の価値はボディサイズに比例する」という既成概念を打ち破ることを目指し、走りと燃費性能の高次元での両立、クラスを超えた内外装デザイン、長距離ドライビング性能を掲げ、当時のマツダの先進技術を惜しみなく投入し登場した。

「最新の技術をいち早くユーザーに届けたい」というマツダの戦略に基づき、上位車種などで先行採用された技術や仕様を商品改良のタイミングで、順次ラインアップに加えている。今回の商品改良では、「高い動的/静的質感と理想を追求した機能性により、最高の運転体験を提供」することがねらいとなった。

動的質感では、アクセラ、アテンザに採用された「G-ベクタリングコントロール」を初採用。ハンドル操作に応じてエンジン出力(トルク)を調整するもので、旋回応答性と走行安定性を向上させた。さらにダンパー減衰力やパワーステアリングの特性を見直すことでスムーズなハンドリングを実現し、乗り心地を改善。ディーゼルエンジン車では、「ナチュラル・サウンド・周波数コントロール」などによりディーゼル特有のノイズを低減し快適性を向上させた。

また、メーター上のヘッドアップディスプレイ「アクティブ・ドライビング・ディスプレイ」のフルカラー化や、アダプティブLEDヘッドライトによる夜間視認性の向上のほか、自動ブレーキや追従走行を可能としたレーダークルーズコントロールなど運転支援機能を充実させ、安全性、快適性を高めている。

静的質感では、主に内装デザインを改良。「13SツーリングLパッケージ」「XDツーリングLパッケージ」の白革内装をピュアホワイトに変更し、各所に赤とサテンクローム、ピアノブラックを組み合わせたコーディネートとすることで上質さを追求。さらに両グレードに黒革内装を新設定するなど、洗練さを増した。

外装では、マツダの新たなメインカラーとして「ソウルレッド」に次ぐ人気となっている新色「マシーングレー」を初採用している。

また、デミオとして初となる特別仕様車「Tailored Brown」を新設定。「XDツーリング」「13Sツーリング」のAT車をベースに、ライトブラウンを基調とした上質な室内空間に仕立てられている。外装では高輝度ダーク塗装のアルミホイールを採用し、精悍さを高めた。価格は「13S」が171万7200円(2WD)から、「XD」が199万8000円(2WD)から。

《宮崎壮人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  3. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  4. ホンダ『CB1000F SE コンセプト』を世界初披露! カウルが付いてネオレトロ感アップ、MSショーからの変更点もチェック!
  5. 自動車購入の落とし穴! 公取協・公取委の警告から学ぶ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る