【リレーインタビュー】美しすぎるレーサー塚本奈々美が語る“クルマ”と“レース”と“くるまマイスター検定”

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“美しすぎるレーサー”としても注目を集め、くるまマイスター検定のアンバサダーにも就任した塚本奈々美さん
“美しすぎるレーサー”としても注目を集め、くるまマイスター検定のアンバサダーにも就任した塚本奈々美さん 全 9 枚 拡大写真

日本マイスター検定協会が主催する「くるまマイスター検定」は今年で4回目を迎える。11月27日の試験日まで、レスポンスでは多数の著名人に「くるまマイスター検定」についてリレー形式のインタビューを行っていく。第3回となる今回は、“美しすぎるレーサー”としても注目を集め、くるまマイスター検定のアンバサダーにも就任した塚本奈々美さんに、レースの魅力や日常のクルマ生活、そしてくるまマイスター検定について聞いた。

遅咲きのレーサー…レースとの出会いは小さなカート場

---:様々なレースで活躍されていますが、レースとの出会いについて教えて下さい。

塚本さん(以下:敬称略):たまたま友達の用事のついでに小さなカート場に寄った時にレーシングカートに出会って、そこで衝撃を受けて、どうしてもやってみたいというところから始めました。プロレーサーの中には小さなころから英才教育を受けている方もいますが、私は免許を取ってからなので、すごく遅咲きなんです。

---:もともとクルマや動くものに興味があったのでしょうか?

塚本:はい。小さい頃はお人形さんとクルマのオモチャを一緒に遊ばせるっていうのがクセであって、その頃からクルマへの興味はありました。中学生になった頃からはクルマのフォルムに凄く惹かれて、クルマ雑誌を愛読していた時期もありました。ただ競技をするっていう考えはまったくなく、むしろ競技があることすら知らなくて、ちゃんと認識していたレースというのはF1くらいだったんじゃないかな。

---:憧れから実際にプロになるということは並大抵なことではなかったと思います。

塚本:プロになれたことは本当に人に恵まれたんだと思います。とにかく“走りたい”という気持ちがあったので、毎週のようにカート屋さんのトラックに乗せてもらって、千葉県のサーキットで走ってたんです。そのうち「あの子、毎週いるよね」っていうのが、だんだん周りの人達に伝わっていって、「走りは男勝りだよね、悪くないよね」というところから、ハコ車に乗るチャンスを与えて頂いたんです。本当にいろんな人に協力頂いて、草レースに参加して、テレビの企画では有名チームの一員として耐久レースに参戦させてもらって……と、一歩ずつ進んできました。そうしてトヨタ『86』のレースへの参戦のチャンスを頂き、そこからやっとプロになりました。

---:現在は「86/BRZレース」と、ドリフトの「D1レディースリーグ」という異なる2つのカテゴリーに参戦していますよね。

塚本:それぞれ全く違う競技ですね。スピードレースはわかりやすいじゃないですか? 一番速く到着した人が一等賞。一方でドリフトっていうのはクルマがまったくわからない方でも、見るとワーって感動するんですよね。ルールがわからなくても格好良かったとか、ちょっとドキッとしたっていうことを楽しめる競技だし、日本発祥でもあるので、そこもすごく大事にしたかった。それぞれ違いはあるんですが、私からすると運転ということでは一緒なんです。

---:レース活動のほかには、関東自動車大学校で特別講師も務められています。

塚本:意外かもしれませんが、自動車の専門学校に通っている学生がクルマ好きとは限らないんですよ。“安定した仕事に就けるから通っている”という現実的な学生もいるくらいです。それは決して悪いことではないんですけど、せっかくクルマのことを教わっているんだから好きになってもらいたいということで、クルマの楽しさを教えていけたらと思って講義をしています。

---:ちなみに日常生活ではどのようにクルマに乗っているのでしょうか?

塚本:私はスポーツカーばかり乗っています。免許を取ってからずっとマニュアルに乗ってるんですけど、今はドリフト競技で使用している日産『シルビア』の「S14」型と同じ車種を1台と、86競技で走っているものと同じトヨタ86を1台持っています。

---:その2台は使い分けていますか?

塚本:使い分けますね。やっぱりS14シルビアは古いクルマなので不便な部分もあるのですが、一方でシンプルだからこそ解りやすい部分もあります。電子制御がない、ABSはない、エンジンルームを開けるとシンプルで、ちょっとトラブルがあっても、大体ここかなって触れるのが魅力です。86という車は本当にもう現代的なクルマで快適性も高く、長距離走るときは86に乗っています。

検定といっても大変なものじゃない…気軽に受験してもらえれば

---:塚本さんは今年から「くるまマイスター検定」のアンバサダーに就任されましたが、検定のことはご存じでしたか。

塚本:お仕事をさせて頂いてる雑誌を通じて、くるまマイスター検定そのものは以前から知っていました。

---:くるまマイスター検定の公式サポーターとして演出家のテリー伊藤さんを団長にした応援団5名いますが、塚本さんが務めるアンバサダーはどのような役割を担うのでしょうか。

塚本:私は一般の方の一番近いところで、一人ひとりに検定の魅力を伝えられるというのが自分の立場であり、使命だと思っているんです。サーキットで会いにきてくれる方々とお話しすることもできますし、各イベントで空いた時間の中で「私も86に乗っているんですよ」なんて話しかけることもできるので、現場レベルで受験者のすそ野を広げていきたいですね。最近は雑誌やネットでのインタビューを受けることも多く、そうした場でも発信を心掛けています。

---:くるまマイスター検定は今回で4回目ということで、検定会場も前回の6カ所から10カ所になりました。受験者も回を追うごとに増えていますが、今後この検定がどのようになっていくと良いと思いますか。

塚本:受験と聞くとどうしても難しい印象を受けると思うのですが、もっと気軽に、肩の力を抜いてチャレンジしてくれる人が増えるといいなと思っています。アンバサダーとしてもそうしたメッセージを伝えて、もっとたくさんの人が受験してくれるようになれば嬉しいです。

---:新たな検定会場に加わった富士スピードウェイでは、11月27日の検定日に「TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL 2016」が開催されていて、このイベントに塚本さんもいらっしゃるということで、富士スピードウェイで受験するとお会いできるチャンスがあるんですね。

塚本:そうですね。イベント当日は一日中いますのできっと会えると思います。もちろん検定会場にも行ってエールを送るつもりです。

---:今回、応援団長のテリー伊藤さん自らが、くるまマイスター検定のプロモーションビデオを作成しましたが、ご覧になられた感想は?

塚本:想像のつかない内容で、さすがテリーさんだなと思いました。意表を突くようなプロモーション動画があると、検定もより盛り上がっていくと思います。

---:受験者数も増え、くるまマイスター検定自体は盛り上がっている一方で、若者のクルマ離れがいっこうに止まらないという現状もあります。このギャップはどうしたら埋まると思いますか?

塚本:私もいつもそれを考えているのですが、私としてはスピードレース、ドリフトがクルマ離れを少しずつ減らして興味にもってもらえるきっかけのひとつだと思っています。若い方にはゲームやコミックなどのコンテンツとのタイアップでクルマへ興味を持ってもらえるようなアプローチもしたいと考えています。これまでも「頭文字D」やアプリの「ドリフトスピリッツ」のプロモーションとのタイアップをして来ましたが、来季も楽しい企画を考えたいなと思ってます。それから、教習所で免許を取りに来られる若い方々にも、クルマやカーライフの楽しさをもっと知ってもらえる工夫が出来るといいですね。

---:最後にくるまマイスター検定を受けると決めた人、まだ受験を迷っている人にメッセージをお願いします。

塚本:うんちくや自慢できることが少し増えるという、気軽な気持ちで受けて頂けたら良いなと。合格することが一番ではありますが、チャレンジしたことで絶対に何か見つかると思うので、是非親子で競争したり、友達同士で競争したり、それぞれの楽しみをみつけてチャレンジしてほしいですね。
くるまマイスター検定は現在申込はこちらから
開催を記念し、ルノー『トゥインゴ』があたるキャンペーンなども実施中

《小松哲也》

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