JR東日本の八王子支社と長野支社は10月15日から、中央本線の特急『あずさ』の運行開始50周年を記念し、車体に特別デザインを施す。
発表によると、『あずさ』で運用しているE257系電車のうち、9両編成1本を「アニバーサリー列車」とし、50周年記念のエンブレムとロゴで車体を装飾する。また、E257系の全ての編成の車内座席テーブルにも、エンブレムとロゴを施す。「アニバーサリー列車」は10月15日から12月31日頃まで運行される予定だ。
このほか、駅レンタカーの甲府営業所が、国鉄特急形車両の塗装を施したレンタカーを1台、12月1日から31日まで導入する。予約は11月上旬からジェイアール東日本レンタリースのウェブサイトで受け付ける。
『あずさ』は1966年12月12日、中央本線・篠ノ井線の新宿~松本間で運行を開始した特急列車。現在は運転範囲を大糸線などにも拡大しており、千葉・東京・新宿~松本・南小谷間で『スーパーあずさ』『あずさ』が運転されている。
デュオグループ「狩人」のデビュー曲「あずさ2号」(1977年3月)がヒットしたため、全国的にも知名度が高い。この歌では、新宿駅を8時ちょうどに発車する下り『あずさ2号』が歌われていたが、1978年10月のダイヤ改正で特急・急行の号数が下り奇数・上り偶数に改められたため、新宿8時00分発の列車は『あずさ3号』に変更。現在は『スーパーあずさ5号』になっている。