【MotoGP 第15戦日本】ぶっつけ本番となった青山博一「少しでも前の方でフィニッシュしたい」

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青山博一
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2016年のMotoGP第15戦MOTUL日本グランプリ。急きょダニ・ペドロサに代わって参戦することになった青山博一(Repsol Honda Team)は22番手で予選を終えた。

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いつも通りRepsol Honda Teamはマルク・マルケスとペドロサのコンビでエントリーしていたが、昨日のフリー走行2回目でペドロサが転倒し、右鎖骨を骨折。その日のうちにスペインに帰国することになり、以降のセッションは欠場する事が決まった。そこで急きょ代役としてHRCテストライダーとしてマシン開発に携わりMotoGPでも各戦チームに帯同している青山博一を起用することにした。

マシンのゼッケンも26から73番に貼り替えられ、フリー走行3回目からコースインを果たした青山。前日の夕方に決まった事もあり、チームのとは異なりHRCのテストで使用しているライディングスーツを使用。他のライダーより1日走り出しが遅れているにもかかわらず、着実に周回を重ねタイムを上げていった。

予選前のフリー走行4回目で、さらにポジションアップを狙ったたが、転倒を喫してしまう。幸い大きなダメージはなかったが、これが予選Q1にも響く形となり、1分47秒788で12番手。総合では22番手となり、明日は最後尾からのスタートとなる。

予選を終えた青山は「ダニ(・ペドロサ)の欠場は本当に残念ですが、昨日の夕方に急きょ決まって、そこからバタバタの中での準備でした。FP3から走り出すという事で、周りはすでに昨日から走っている分、厳しいというのはわかっていました。だけど、割と走り出しはスムーズで、ちょっとずつ詰めていこうなと思った矢先に転倒してしまいました。決勝の事も考えて硬めのタイヤを履いたのですが、予兆なく転倒してしまって、予選も思ったように攻める事ができず終わってしまいました。決してベストの状態ではないし、本来のパフォーマンスを出せるか分かりませんが、置かれた状況の中で、少しでも前の方でフィニッシュできるように頑張りたいと思います」とコメント。

いきなりの参戦で、バイクのセットアップやフィーリングを掴むのにも時間がなさすぎる状態ではあるが、欠場を余儀なくされたペドロサの分も、ベストを尽くすと意気込んでいた。

なおペドロサは、すでにスペインに帰国し、まもなくバルセロナの病院で手術を受けるとチームが公式Twitterで発表している。

《吉田 知弘》

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