【福祉機器展16】昭和電工、離床予知センサーを開発…ベッドの上の人の動きや姿勢を検知

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昭和電工が開発した離床予知センサー「ショウケアス」
昭和電工が開発した離床予知センサー「ショウケアス」 全 2 枚 拡大写真

「第43回国際福祉機器展」には意外な企業からの出展も少なくない。そんな1社が化学会社の昭和電工で、介護ベッド用離床予知センサー「ショウケアス」を開発し、その特徴を来場者にPRしていた。

「当社は昔からアルミ製品をつくってきており、今回の製品はその中のアルミ製ロードセル技術を応用したものなんです」と同社関係者は話す。ロードセルとは工業用センサーで荷重変換器とも呼ばれ、力を加えると、それを電気信号に変換する装置だ。電子はかりには必要不可欠なものと言われている。

同社は「生活環境」などの市場領域に対し、社会に貢献できる新規事業の創出を推進しており、その一環として介護福祉業界を対象とした離床予知センサーを手がけているとのことだ。

さて、そのショウケアスだが、設置は非常に簡単で、ベッドの脚部に置くだけ。すると、ベッドの上の人間が臥床しているのか、動き始めたのか、起き上がろうとしているのか、ベッドの縁に腰かけているのか、ベッドから離れたのか、5段階でわかるという。これによって、介護者は被介護者の動きを把握でき、早めに対応できるというわけだ。

この5つの検知のほか、オプションで体重測定や睡眠の状態、呼吸・脈拍の測定もできる。価格は1セット18万円で、11月から販売する予定だ。すでに、試験的に導入している介護施設もあり、評判は上々で同社関係者も期待している。まずは年間1000セットが目標だという。

《山田清志》

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