日本板硝子、フロントガラス用高精度プレス工法設備を増設

自動車 ビジネス 企業動向
高精度プレス工法で製造した複雑造形のフロントガラス
高精度プレス工法で製造した複雑造形のフロントガラス 全 2 枚 拡大写真

日本板硝子は10月18日、舞鶴事業所に、同社独自技術による高精度プレス工法を用いた自動車フロントガラスの生産設備を増設すると発表した。増設は今年中に着工し、来年稼働開始の予定。

高精度プレス工法は、高温に熱したガラスを1枚ずつ型にあわせてプレス成形する曲げ加工方法。ガラス自体の重力によって自然成形を行う自重工法に比べ、ガラスを深く曲げるまたは立体的に曲げるような難しい成形や、ガラスに高い面精度が求められる場合に適している。

近年、自動車のフロントガラスには、センサーカメラを取り付けたり、ヘッドアップディスプレイとしてメーター類が投射されたり、新しい機能が付加されてきている。これらの新機能では、画像の正確な投射やセンサーによる認識のために、ゆがみなく、面精度の高いフロントガラスが求められる。今後自動車分野とITS技術の融合により、ガラスに求められる機能はさらに拡大することが見込まれている。

日本板硝子は、今回の増設により今後増加する高精度フロントガラス需要に確実に対応していく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  2. 「見れば見るほど味が出てくる」新型日産『リーフ』のエクステリアがSNSで話題に
  3. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  4. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る