駐車場シェア「toppi !」 売上の7割が駐車場オーナー、3割が運営側へ

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三井不動産リアルティ/エスキュービズム「toppi !(トッピ!)」発表(東京・六本木、10月18日)
三井不動産リアルティ/エスキュービズム「toppi !(トッピ!)」発表(東京・六本木、10月18日) 全 10 枚 拡大写真

三井不動産リアルティとエスキュービズムが11月1日からスタートさせる、遊休駐車場貸し出し仲介サービス「toppi !」。両社は10月18日、東京・六本木で会見を開き、駐車場業界の最新動向、次世代駐車場ビジネスの可能性などを伝えた。

会見には、三井不動産リアルティから片岡純市リパーク事業本部長、吉田儒央同事業推進部長、エスキュービズムから薮崎敬祐社長、武下真典取締役が登壇。両社は、駐車場シェアサービスに参入する意図をこう伝えている。

「クルマで外出したさい、空いている月極駐車場や個人所有の駐車スペースに、一時的に駐車できるサービス」の利用意向が56.5%で、「モノ(楽器・自転車など)」(31.2%)や「家事やペットの世話などの仕事」(26.5%)といったそのほかのシェアリングサービスと比べて高い(2015年総務省調べ)ことから、「駐車場シェアサービスの需要は大きい」と判断した。

両社は、駐車場保有オーナーのメリットについて、「初期投資不要」「三井のリパークとして成立が難しい物件でも予約駐車場シェアならば転用化」「三井のリパークのノウハウによるサポート」「ウェブ展開へ向けた写真や編集は toppi ! が実施」などをあげた。

また、利用者のメリットについては「予約によって、現地でのリアルな駐車場探しのムダ時間を省ける」「三井のリパークのノウハウでトラブル低減」「三井のリパークの一部を toppi ! に転用することで、高需要地での適宜提供が可能」などをあげていた。

料金体系について、三井不動産リアルティの吉田部長は、「エリアの市場価格次第で調整する。たとえば利用者が100を払ったとすると、駐車場保有オーナーに60~70、運営側が30ほどが入るかたち」と伝えていた。

「利用者10万人ぐらいを狙い、年明けに1000台ほど伸ばしていきたい。状況を見ながら全国展開したい」(吉田部長)

《レスポンス編集部》

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