【MotoGP 第15戦日本】まさかの展開で3度目のチャンピオン決定、マルケス「ロレンソが転倒してから急に意識しだした」

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3度目のチャンピオンを決めたマルク・マルケス
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ツインリンクもてぎで行われた2016MotoGP第15戦MOTUL日本グランプリで、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が3度目のチャンピオンを獲得。今回のレースやシーズン中のことを振り返った。

[写真10点]

2番手からスタートしたマルケスは、ホルヘ・ロレンソ、バレンティーノ・ロッシのMovistar Yamaha MotoGP勢と激しいバトルを展開するが、4周目にトップに浮上すると、少しずつ後続との差を広げていく。それを追いかけたいヤマハ勢だったが7周目のヘアピンでロッシが転倒。さらに20周目のV字コーナーでロレンソも転倒。今回は条件を考えるとチャンピオン決定の可能性は極めて低いかと思われていたが、まさかの展開でトップチェッカーを受け、ホンダの地元でもあるもてぎで王座獲得の瞬間を迎えた。

さすがに急な展開だったため、毎年恒例でもあるチャンピオンTシャツなどスペシャルな演出などが用意されていないのではないかと心配されていたが、チーム側はしっかりと準備していた。

Tシャツには世界選手権通算5回目のタイトル獲得をしめすデザインとなっていた他、金色のヘルメットをかぶり直して、ウイニングランを行った。

「信じられないよ。確かにチャンピオン獲得の可能性があったけど、そのことはほとんど意識していなくて、とにかくレースでプッシュすることだけを考えた。フリー走行からマシンの感触が良かったことは分かっていたから、前半は攻めることができた。終盤にロレンソがリタイアしてからチャンピオンのことを急に意識するようになって、そこから4~5回はミスをしたよ」

改めて今シーズンを振り返ったマルケス。昨年は5勝を挙げつつも6回もリタイアを喫しチャンピオン争いからの脱落を余儀なくされた。その時の悔しさと経験。だからこそ今年はチャンピオンを獲得しなければいけないというプレッシャーを持ちながらのシーズン序盤となった模様。逆にそれがモチベーションにもなったという。

「シーズン序盤は難しかった。僕のキャリアの中でも最も困難だったと思うよ。でもフィーリングがまずまずで2勝することができ。ポイントリーダーに立ってからは、2位や3位でフィニッシュしても大丈夫な状況になったし、常にコントロールしながらレースをしていくことが増えたよ。昨年はタイトルを逃したけど、そこから多くの経験をしたし、色々なことを学んだ」

「毎年大変だし、毎年限界まで攻めていく。でも今年の序盤は特に大変だった。ミスをしてしまえば、昨年のようにチャンピオンを逃してしまうことになる。いつもになく大きなプレッシャーがあったシーズンだったけど、同時にそれがモチベーションにもなった。それがうまく重なりあって、集中することができた」

ライダーズチャンピオンは決定したが、コンストラクターズ、チームズの両タイトルはヤマハとのデッドヒートが続いている。今回の優勝で肩の荷が一つ降りたマルケスだが、残る2つのタイトル獲得に向けて全力で攻めていくレースが見られそうだ。

《吉田 知弘》

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