ピーチ、4番目の拠点を新千歳に…道内地方空港を結ぶ路線を拡充

航空 企業動向
新千歳空港
新千歳空港 全 2 枚 拡大写真

ピーチ・アビエーションは、2018年度中に新千歳空港に拠点を置き、同社機体を新千歳に夜間駐機させることで、新千歳―道内他空港路線、道内他空港―本州各空港路線の開設や、国内線・国際線の路線拡充を狙う。同社が10月19日、その概要を発表した。

ピーチ・アビエーションにとって新千歳空港(CTS)は、関空(KIX)、那覇(OKA)、仙台(SDJ)に次ぐ4か所めの拠点。道内には新千歳のほか、札幌丘珠(OKD)、函館(HKD)、とかち帯広(OBO)、稚内(WKJ)、オホーツク紋別(MBE)、奥尻(OIR)、旭川(AKJ)、利尻(RIS)、女満別(MMB)などがあり、同社は新千歳を拠点化することで、北海道内線の拡充や、道内のこうした地方空港と本州を結ぶ路線を新設する見込み。

成田(NRT)拠点のジェットスター・ジャパンが関空・中部に拠点を順次増やしているなか、関空拠点のピーチ・アビエーションは、那覇、仙台に次いで新千歳を拠点に置く。ピーチの井上慎一CEOは、北海道からの桃色ネットワーク拡大の想いについてこうコメントしている。

「ピーチが初めて就航した路線は新千歳線。就航当初より道民、観光団体、経済団体から新千歳空港を拠点化して欲しいとの声を数多くいただいていた。北海道は、道央に限らず観光資源やグルメが豊富、まだまだ潜在的な需要が大きいエリア。多くの国内外ユーザーを北海道へ。新千歳空港と道内他空港を結ぶ路線を展開し、さらに道内他空港と本州の空港などを結ぶ路線を展開することで、道民の気軽な空の旅の手段として定着し、愛される身近なエアラインとなることを目指す」

成田と新千歳の間は、ジェットスター・ジャパン(GK/JJP)が5往復、バニラエア(JW/VNL)が最大7往復で、ピーチ・アビエーション(MM/APJ)は、春秋航空日本(IJ/SJO)と同じく1往復と劣勢のようにも見えるが、今回の新千歳拠点化でピーチは、北海道に点在する地方空港へのアクセスを拡充させる狙いか。

《レスポンス編集部》

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