つくばエクスプレス、車両増備とロングシート化で混雑緩和

鉄道 企業動向
つくばエクスプレスは車両を30両増やして朝ラッシュ時の輸送力強化と混雑緩和を図る。
つくばエクスプレスは車両を30両増やして朝ラッシュ時の輸送力強化と混雑緩和を図る。 全 2 枚 拡大写真

常磐新線(つくばエクスプレス)を運営する第三セクターの首都圏新都市鉄道は10月19日、車両を30両(6両編成5本)増備すると発表した。朝ラッシュ時の混雑緩和に向け、輸送力の大幅な強化を行う。

つくばエクスプレスは、秋葉原(東京都千代田区)~つくば(茨城県つくば市)間の58.3kmを結ぶ鉄道路線。2005年8月の開業から11年が経過した。1年間の輸送人員は開業翌年度の2006年度が約20万人だったが、2014年度は約33万人まで増えている。混雑率(朝ラッシュ時の青井~北千住方向)も2006年度の139%に対し、2014年度は156%まで上昇した。

発表によると、増備車は2019年度末の運用開始を予定。朝ラッシュ時1時間あたりの運行本数を今より3本多い25本にする。

また、交直両用のTX-2000系電車に設けられているボックスシートは、一部の編成(6両編成23本中16本)をロングシートに改造し、定員の増加と乗り降りのスムーズ化を図る。2017年度から改造工事に順次着手し、同年夏頃から営業運転に入る予定だ。これらの施策により、朝ラッシュ時の輸送力は14~15%程度増えるという。

《草町義和》

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