JR東海、脱線防止ガードを自動で検査できる装置を開発

鉄道 テクノロジー
脱線防止ガード自動検査装置の効果
脱線防止ガード自動検査装置の効果 全 1 枚 拡大写真

東海旅客鉄道(JR東海)は、小牧研究施設で、保守用車に搭載することで、走行しながら脱線防止ガードを自動で検査を実施する装置を開発した。2017年度から実用化する。

装置は、同社の「ドクター東海」(在来線軌道・電気総合試験車)で使用している2次元レーザを用いたセンサを使用して、非接触で測定する。検査装置は、既存の保守用車(レール探傷車)の前後に搭載。最高速度約40km/hで走行しながら、レールとガードの間隔、隣接するガード同士の間隔、ボルトの締結状態の3つを自動で測定することができる。

全線を年2回走行する保守用車へ搭載することで、測定頻度が向上する。従来、定規などで測定していたものをレーザを使用することにより測定精度が向上する。

脱線防止ガードは、通常時には列車の安全走行を妨げず、地震時には脱線逸脱防止の機能を確実に発揮するようにレールに対して適切な設置位置を定めている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 宮崎「シーガイア」にサーキットがオープン! セグウェイの「電動ゴーカート」を日本初導入
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. ホンダ『ヴェゼル』の「RS」グレードを先取り!? インドネシアで新型『HR-V』発売
  4. 史上最強のVW『ゴルフGTI』、6月20日デビューを予告
  5. 制限高さ1.85mの低いガード、元は道路ではなかった?…南千住~北千住
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る