【ホンダ フリード 新型】開発責任者、「直進性能には意志入れた」

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ホンダ フリード
ホンダ フリード 全 4 枚 拡大写真

ホンダの新型『フリード』の試乗・取材会で横浜市の一般道と首都高速道路を走る機会を得た。安全運転支援システム「ホンダセンシング」による高速道での追従走行など、最新技術の楽しさもあるが、前モデルから大きく改良された「直進性能」が印象に残る。

開発責任者である本田技術研究所の田辺正主任研究員に水を向けると、わが意を得たように「基本機能では一番こだわった点」と指摘した。ミニバンは「ご家族で長距離を走る機会も多いので、高速道路を真っ直ぐ走ることで、疲れないようにしたい」と考えたそうだ。

田辺氏は現行および1代前の『オデッセイ』の開発にも参画、同モデルを「高速道路ではセダンのように真っ直ぐ走るクルマに仕上げた」経験があり、フリードでも直進性能にこだわった。一新したプラットフォーム(車台)で車体剛性を高めただけでなく、足回りも大幅に見直した。リアサスペンションでは「コンプライアンスブッシュ」と呼ぶアルミ製部品の大型化や車体への取り付け箇所を3点から5点に増やすなどで剛性アップを図り、真っ直ぐ走る性能を高めたという。

担当技術者からこの部品の大型化の提案があった時は「部品が重くなって燃費に響くし、コストも増えるので悩んだ」という田辺氏だが、自らの当初の方針に沿って「意志を入れて採用した」と振り返った。

《池原照雄》

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