VWグループ、黒字回復 第3四半期決算

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VWグループのドイツ本社
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欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは10月27日、2016年第3四半期(7~9月)の決算を公表した。

同社の発表によると、アウディやポルシェ、セアト、シュコダなどを含めたグループ全体の総売上高は、519億9700万ユーロ(約5兆9500億円)。前年同期の514億8700万ユーロに対して、1%の増加となった。

また、第3四半期の最終損益は、23億3700万ユーロ(約2675億円)の黒字。前年同期の16億7300万ユーロの赤字から、黒字に転じた。これで黒字は、3四半期連続。前年同期の赤字は、排ガス不正問題関連の費用の影響。

黒字回復を遂げた要因は、傘下のポルシェやシュコダの新車販売が好調だったのが大きい。とくに、高級スポーツカーのポルシェは、高い収益性を備えており、フォルクスワーゲングループの黒字決算に貢献した。

2016年第3四半期の世界新車販売は、249万3000台。前年同期比は4.2%増だった。フォルクスワーゲングループ取締役会のマティアス・ミューラー会長は、「今回の決算は、フォルクスワーゲングループの各ブランドの強さを示すもの」と述べている。

《森脇稔》

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