川崎重工は10月28日、2016年4~9月期(第2四半期累計)の連結決算を発表した。
それによると、売上高は6972億円(前年同期比-1.5%)、営業利益は84億円(-79.9%)、経常損失は17億円(前年同期は402億円の利益)、最終損失は2億円(同268億円)だった。
プラントや環境事業の増収の一方で、前期に建設機械事業を譲渡したことなどにより、売上全体では前年同期並みとなった。モーターサイクル&エンジン事業は、先進国向け二輪車や四輪車が増加したものの、円高の影響や汎用エンジンの減少などにより、減収だった。
利益面は、船舶海洋事業の悪化や航空宇宙事業、ガスタービン・機械事業などの減益により営業利益は約8割の減益。さらに円高の影響なども加わり、最終損益は2億円の赤字となった。
連結業績見通しは、直近の減収減益予想を据え置いた。