【HOSPEX 16】リアカー型浄水装置、池の水を飲料用水や医療用水に変換…トップウォーターシステム

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トップウォーターシステムが開発したリアカー型浄水装置「TOPレスキューROII」
トップウォーターシステムが開発したリアカー型浄水装置「TOPレスキューROII」 全 2 枚 拡大写真

逆浸透膜を利用した純水装置を手がけているトップウォーターシステム(本社・東京都大田区)は「HOSPEX Japan2016」にユニークな浄水装置を初披露した。それはリアカー型の浄水装置で池の水などから飲料用水、医療用水、生活用水の3種類に変換できるという。

製品名は「TOPレスキューROII」で、蛇口が3つあり、それぞれ違う水が出てくるようになっている。一次処理の水が生活用水、二次処理の水が飲料用水、三次処理の水が医療用水といった具合だ。しかも、この浄水装置はガラス張りで中の様子が一目でわかるようになっていて、不具合があったらすぐに見つけられるようにしてある。

また、ソーラーパネルも3枚装備し、電力がなくても動くのだ。「8時間のソーラー発電でフルの状態になり、約12時間稼動することができます」と同社関係者。海水以外なら泥水でも飲料水にできるそうだ。ただ、泥水の場合、逆浸透膜が詰まりやすくなってしまい、早めにフィルターを交換しなければならないとのこと。

価格は400万円。現在、福島県飯舘村で1台、東京と川崎の病院にそれぞれ1台ずつ旧型の1号機が置いてあるそうだ。同社では今後、海外にも出していきたい考えで、「電気の届かない発展途上国で使用してもらい、安心・安全の水を飲ませてやりたい」と同社関係者は熱く話していた。

《山田清志》

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