【日産 ノートe-POWER】開発者「ラクで新感覚の運転操作」

エコカー EV
日産 仲田直樹パワートレイン主管とe-POWERのカットモデル
日産 仲田直樹パワートレイン主管とe-POWERのカットモデル 全 3 枚 拡大写真

日産自動車は11月2日、エンジンを発電のみに使う「シリーズ式」のハイブリッド車(HV)『ノートe-POWER』を同日発売すると発表した。シリーズ式のHV乗用車投入は国内では初めてとなる。

このHVシステムの開発では、日産が先行してきた電気自動車(EV)『リーフ』の技術ノウハウが生かされており、新たなジャンルの電動車として注目を集めそうだ。開発を担当したパワートレイン技術開発本部の仲田直樹・パワートレイン主査は、走行性能について「モーターならではの力強く上質な加速と高い静粛性」の実現をアピールする。

モーターは最高出力80kWhのリーフ用を流用、「発進時、中速域からの再加速とも、2リットルターボ車を凌ぐ」(仲田氏)という。また、減速時も電動車ならではの特徴があるとしている。走行中にアクセルをオフにした場合の減速度は、ガソリン車でのエンジンブレーキの約3倍としている。このため、減速時のアクセルとブレーキの踏み換え回数はガソリン車より約7割少なくて済むそうだ。

アクセル操作で減速できるケースが多いので、「ラクで新感覚の運転操作ができる」(仲田氏)と強調している。また、モーターだけの駆動なので制御しやすく、「自動運転技術との親和性が高い」(同)という特徴もある。

《池原照雄》

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