GMとIBMが提携…モビリティプラットフォーム共同開発へ

自動車 テクノロジー ネット
GMの「OnStar」とIBMの「Watson」の力を結集し、コグニティブ・モビリティプラットフォームとなる「OnStar Go」を共同開発
GMの「OnStar」とIBMの「Watson」の力を結集し、コグニティブ・モビリティプラットフォームとなる「OnStar Go」を共同開発 全 1 枚 拡大写真

米国の自動車最大手、GMとIBMは10月26日、自動車業界初のコグニティブ・モビリティプラットフォームとなる「OnStar Go」の共同開発に向けて提携すると発表した。

今回の提携では、GMの「OnStar」とIBMの「Watson」の力を結集。GMによると、2017年初頭から、OnStarを通して数百万人のGM車のドライバーが、お気に入りのブランドとつながり、このプラットフォーム上でコミュニケーションが取れるようになるという。

このプラットフォームは、OnStar Goのエコシステムでサポートされているダッシュボードやその他のデジタルチャンネルを通じて、個別にカスタマイズしたコンテンツを提供。これによって、ドライバーは車内で過ごす時間を最大限、有効活用できるようになる。

業界をリードするOnStarの車両コネクティビティとIBM Watson APIのデータ活用能力の組み合わせにより、ドライバーと乗員は無駄の無いオペレーションと高い安全性を体験できる。たとえば、燃料の減少を感知した際、交通渋滞を考慮した上でガソリンスタンドに誘導。燃料ポンプを作動させてガソリンを補充し、支払いをダッシュボードで行い、そのダッシュボードでコーヒーを注文することも可能。またドライバーは、リアルタイムの位置情報から個別にカスタマイズされた、ニュースや車内エンターテインメントを楽しめる。

GMのコネクテッド製品および戦略部門、フィル・エイブラム エグゼクティブディレクターは「米国の統計では、1日平均46分以上を車内で過ごす。その時間を、いかに有効利用するかということが求められている。OnStarのコネクティビティにWatsonの力を組み合わせることで、より安全、簡単で優れたソリューションを提供。顧客のモビリティ体験を、さらに有益で生産性の高いものにすることを目指す」と語っている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  4. レクサス『IS』改良新型、米国はハイブリッドなし..V6ガソリンだけを設定
  5. ホンダ初のフルサイズ電動バイク『WN7』発表、航続130km…2026年欧州発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る