JR東日本長野支社は11月4日、「のってたのしい列車」をコンセプトにした観光列車を小海線に導入すると発表した。2017年7月以降に運行を開始する。
小海線は、小淵沢(山梨県北杜市)~小諸(長野県小諸市)間の78.9kmを結ぶ鉄道路線。一部の区間の標高は1000mを超えており、JR線のなかでは最も高い場所を走っていることから「高原鉄道」として人気がある。JRの大型観光キャンペーン「信州デスティネーションキャンペーン」が2017年7~9月に開催されることから、長野支社はこれにあわせて観光列車を運行することにした。
長野支社の発表によると、キハ100・110系気動車を改造した2両編成を使用。定員は約50人で、土曜・休日を中心に小淵沢~小諸間で運行する。夏季は平日も含めて運行する計画だ。「小海線沿線の魅力をお楽しみいただけるような車内サービス」が予定されているが、車両のデザインや列車名などは今後発表するとしている。
JR東日本は列車に乗ること自体を目的とした観光列車の運行を各地で行っている。長野支社内では、キハ110系の改造車を使った観光列車『おいこっと』を飯山線で運行。篠ノ井線・大糸線でもHB-E300系ハイブリッド気動車による観光列車『リゾートビューふるさと』を運行している。