「五井まで走って」の声と線路の都合…小湊鐵道 里山トロッコ

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小湊鉄道線「里山トロッコ」(上総牛久駅)
小湊鉄道線「里山トロッコ」(上総牛久駅) 全 10 枚 拡大写真

「東京日帰り里がえり」をキャッチコピーに、SLふうディーゼル機関車を動力に走る小湊鐵道「里山トロッコ」。同社線の上総牛久と養老渓谷の間18.5kmを、平日の指定日に2往復、土休日などに3往復するトロッコ列車に、「五井まで走って」という声もある。

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里山トロッコの上総牛久~養老渓谷間の土休日所要時間は、55分(2号、502A)~61分(1・3・5号、501・503・505A)。およそ1時間で18kmを走るペースだから、このトロッコ列車は、同区間を35分前後で結ぶ定期列車よりも、ゆっくりのんびり行く。

全線単線の小湊鉄道線。その閉塞方式は、五井側の五井~上総牛久間が自動閉塞式、上総牛久~里見間が票券閉塞式、里見~上総中野間がスタフ閉塞式の、3種類。係員は、上総中野駅や五井まで、小湊鉄道線全線でトロッコ列車を運転できない理由の一端を教えてくれた。

「里山トロッコという名前のとおり、上総中野側の里山の風景が広がる線路をゆっくり走る列車。それがまず初めにあって、票券閉塞・スタフ閉塞の上総牛久と上総中野の間で、列車交換ができるのは里見駅だけ。この里見駅で対向列車と交換するのを軸にダイヤを引くと、この現状のような上総牛久と養老渓谷の間を往復することに」

11月の祝日、最終便の里山トロッコ6号(506A)が上総牛久駅に16時11分に着くと、乗客たちは、その8分後に発つ五井行き接続列車32Aへと乗り換えて、五井へと向かった。

そののち、五井方から養老渓谷行き普通列車27Aが入ってきた。16時32分、上総牛久駅を離れる27Aを見送った里山トロッコは、36分、機関区がある五井へと戻っていった。客のいない回送列車でも、ドレンコックから白い煙をシューッとやり、違う音色の汽笛を響かせて。

係員は、「五井までトロッコ列車が走ってくれれば、という乗客の声もあるけど、線路の都合などでそれは難しい」と話していた。

《レスポンス編集部》

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