【WEC 第8戦】ウェーバー組優勝、ポルシェのメーカー王座決定…トヨタ勢は2-3位

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優勝した#1 ポルシェの(左から)ベルンハルト、ハートレー、ウェーバー。
優勝した#1 ポルシェの(左から)ベルンハルト、ハートレー、ウェーバー。 全 8 枚 拡大写真

世界耐久選手権(WEC)第8戦決勝が現地6日、中国の上海国際サーキットで行なわれ、LMP1-HクラスではM.ウェーバーらの乗るポルシェ1号車が優勝、ポルシェのメーカー王座獲得が決まった。トヨタは2-3位、小林可夢偉組は最終戦にドライバーズタイトル獲得の可能性を残した。

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熱戦だった富士ラウンド、そしてアウディの今季限りでの撤退決定という激震報道を経て迎えた、今季ラスト前の一戦。ポルシェ、トヨタ、アウディが競う最上位クラス「LMP1-H」は、ポール発進の#1 ポルシェ919(T.ベルンハルト & M.ウェーバー & B.ハートレー)がほぼ圧勝といえる内容で6時間戦を制した。ポルシェの2年連続マニュファクチャラーズタイトル(メーカー王座)獲得も決定。

2~4位争いを展開したのは、トヨタの2台と#2 ポルシェ919(R.デュマ & N.ジャニ & M.リーブ)の計3台だった。#6 トヨタTS050(S.サラザン & M.コンウェイ & 小林可夢偉)は不運なパンクに見舞われるなどもしたが、それをはねのけて2位をゲット。3位にも僚機の#5 トヨタTS050(A.デビッドソン & S.ブエミ & 中嶋一貴)が続き、トヨタ勢は表彰台の両翼を占めた。4位は#2 ポルシェ。

アウディ勢は今回、流れの良くない展開に終始。#8 アウディR18(L.ディ・グラッシ & L.デュバル & O.ジャービス)は早い段階から給油に関する不具合を背負い、またレース中盤には味方同士がコース上で絡むシーンまであった。その後#7 アウディR18(M.ファスラー & A.ロッテラー & B.トレルイエ)にはガレージ内での長い作業も。最終的に#8が3周遅れの5位、#7が14周遅れの6位だった。

なお、メーカー王座はポルシェの連覇が決まったが、ドライバーズチャンピオン争いの方は決着が最終戦に持ち越されている。

ポイント首位は今季ルマン24時間ウイナーであるM.リーブら#2 ポルシェのドライバートリオで152点。追いかけるのは小林可夢偉ら#6 トヨタのトリオで135点、その差は17点だ。

ポールポジション1点、優勝25点、2位18点、3位15点というポイント配分や、LMP1-Hのマシンが6台である状況等々を総合して考えると、最終戦での可夢偉組トヨタ逆転戴冠には自身決勝2位以上が最低限必要で、なおかつ#2 ポルシェがリタイア(もしくはそれに近い状況)というのが実質的な条件になるだろう(#2 ポルシェがポール獲得の場合、可夢偉組戴冠には優勝が必須となる見込み)。厳しいところだが、可能性は残った。

#6 トヨタ 小林可夢偉のコメント
「今日のレースには満足しています。レースでの不運を考えれば2位は良い結果でしょう。予期せぬトラブルで失ったタイムを取り戻すべく全力で走りました。我々のTS050 HYBRIDは調子が良く、コース上の周回遅れをかわすのもとても上手く行きました。チーム一丸となってシーズンを通して懸命の改良を続けてきただけに、トヨタの2台が揃って表彰台に上がれるのは嬉しいものです。この調子を維持し、良い結果でシーズンを締めくくりたいと思います」

ウェーバーの引退レース、そしてアウディにとってもサヨナラレースとなる最終第9戦は現地19日決勝の日程で、バーレーン国際サーキットにて開催される。

《遠藤俊幸》

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