住友ゴム、減収減益…北米・欧州販売好調も円高が影響 第3四半期決算

自動車 ビジネス 企業動向
住友ゴム工業(イメージ)
住友ゴム工業(イメージ) 全 2 枚 拡大写真

住友ゴム工業は11月7日、2016年1~9月期(第3四半期累計)の連結決算を発表した。

それによると、売上高5604億5300万円(前年同期比-5.0%)、営業利益424億7300万円(-0.1%)、経常利益396億4500万円(-9.0%)、純利益376億5600万円(-2.8%)だった。

国内市販用タイヤは、ダンロップ「エナセーブ」シリーズや低燃費タイヤ「LE MANS 4」の拡販に加え、スタッドレスタイヤ「ウインターマックス02」の早期展開に努めたことで、販売数量、売上高は前年同期を上回った。国内新車用タイヤは、自動車生産台数が前年同期を下回ったため、販売数量、売上高は前年同期を下回った。

海外市販用タイヤは、北米・欧州をはじめ、中近東、アフリカ、中南米などで販売を伸ばしたが、円高影響により、売上高は前年同期を下回った。海外新車用タイヤは、タイや南アフリカに加えて、昨年から納入を開始したブラジルで販売を伸ばしたことなどから、販売数量は前年同期を上回ったが、円高影響により売上高は前年同期を下回った。

北米・欧州を中心としてグローバルに販売を伸ばしたものの、円高による影響を大きく受け、売上高は5.0%の減収。営業利益は全社を挙げての総原価低減活動などにより、前年同期並みを確保。また、米国グッドイヤー社とのアライアンス解消に伴い、北米・欧州における合弁会社からの持分利益の計上がなくなったことなどで経常利益は9.0%減、純利益は2.8%減となった。

通期業績見通しは、売上高8100億円(前年比-4.6%)、営業利益700億円(-9.2%)、純利益535億円(-4.2%)とした前回予想を据え置いた。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 1回あたり300円、10分で施工できる凄技コーティング、洗車機との相性も抜群『CCウォーターゴールド』が選ばれる理由PR
  2. タイヤブランドGTラジアルよりオールシーズンタイヤ「4シーズンズ」発売
  3. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  4. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  5. スバルとスカイラインにフィーチャー…第4回アリオ上尾 昭和平成オールドカー展示会
  6. アルファロメオ『ステルヴィオ』後継モデルは、大容量バッテリー搭載で航続700km実現か
  7. トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開…北京モーターショー2024
  8. ディフェンダー 最強モデル「OCTA」、V8ツインターボ搭載…7月発表へ
  9. ホンダ ヴェゼル 改良新型、純正アクセサリーで“自分らしさ”を表現する
  10. 見逃せない! ホイールのブレーキダスト除去術 ~Weeklyメンテナンス~
ランキングをもっと見る