トヨタ伊地知副社長「北米は2017年も安定的に高水準の市場が続く」

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トヨタ自動車の伊地知隆彦副社長は11月8日、都内で開いた決算会見で主力の北米市場について「総じて堅調に推移している。2017年も安定的に高水準の市場が続く」との見通しを示した。

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伊地知副社長は16年の北米市場に関して「足元の米国市場は高水準の前年と比べると、やや弱含む月もあって、今後の動向は注意深く見守る必要があると思うが、ガソリン安を背景に市場は総じて堅調に推移していると認識している」と述べた。

その一方で「市場の構成は大きく変化しており、乗用車系のモデルからSUV、トラック系モデルへの需要は激しくシフトしている。市場全体に占めるSUV、トラック系セグメントの構成比は60%まで高まる見込み。昨年から比べると総市場が同じくらいなので、60万台くらいの規模で乗用車からトラックに需要がシフトしている」とも指摘。

そうした状況下でのトヨタの販売動向は「SUV、トラック系の車種は、これまでどちらかというと供給が追い付かない状況だったが、各工場の能力をきめ細かに増強した。また柔軟な稼動対応も行い、供給努力を積み重ねてきたことで、10月はセグメントの伸びに近い販売状況になってきた」としながらも、「通年での実績をみるとまだまだ100%キャッチアップできてないのが現在の認識。従って現時点では2016年暦年は昨年の実績をやや下回るレベルと想定している」と分析した。

2017年の見通しに関しては「市場はどちらかというと安定的に高水準の市場が続くとみている。そういう意味では来年は主力セダンの大幅なモデルチェンジがあるし、また小型SUVも投入する予定。そしてSUV、トラック系では来年末までにメキシコにあるTMBCの工場の能力を6万台くらい増強するので、お客様の需要にしっかり応えていける体制ができると思っている」と展望した。

《小松哲也》

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