【マツダ ロードスターRF】2リットルエンジンを搭載する理由とは

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マツダ ロードスター RF
マツダ ロードスター RF 全 8 枚 拡大写真

マツダが11月10日から予約受付を開始した電動格納式ルーフを備えた『ロードスター RF』は2.0リットルガソリンエンジンを搭載している。ソフトトップモデルは日本で1.5リットルでの設定だが、開発担当主査の中山雅氏はRFには2.0リットルが合っていると語る。

中山主査は「もともと海外にはソフトトップでも2.0リットルエンジン搭載車がある。それは日本の場合と例えばアメリカとでは走り方が異なり、ブン回したいか、トルクを使いたいかという違いがあるからだ。ただRFをお求めるになる日本のお客さんはソフトトップとはタイプが違うと思っているし、敷居を低くしてロードスターのファン層をなるべく増やしたいとも思っているので、RFには2リットルが適切だと判断した」と明かす。

というのも「ソフトトップの時には『使い切る喜び』という言葉を使ったが、高い回転を維持する走り方は当然、ギアチェンジも頻繁になる。高速道路を上っていく時に6速から5速、5速から4速へブン、ブンと合わせて走ることができる人はそれが楽しみ。だが、そうじゃない人も当然いて6速のままで上っていきたいという人もいるし、市街地でもそれほどギアを変えずに走る方が好きという人もいる。RFをお求めになる方はそうしたタイプの方が多いとわかっている」からだ。

その上で「RFは『余す喜び』というか、少し余裕を残した状態で走る。そのためにはトルクがいる。だからこのクルマには2リットルエンジンが合っている」と中山主査は強調する。

《小松哲也》

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