【新聞ウォッチ】株式・為替相場も番狂わせ“トランプ・ショック”から“トランプ・フィーバー”へ

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ホワイトハウスを訪問したトランプ次期米大統領(11月10日)。 (c) Getty Images
ホワイトハウスを訪問したトランプ次期米大統領(11月10日)。 (c) Getty Images 全 2 枚 拡大写真
気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。


2016年11月11日付

●トランプ氏、政権準備本格化、オバマ大統領と会談(読売・1面)

●NY株が最高値、取引時間中、東京株1092円高(読売・1面)

●TPP承認案衆院通過、米議会は採決困難か(読売・1面)

●ロードスターRF予約受け付け開始、マツダ(読売・10面)

●マツダ北米戦略「見直し考えず」米大統領選で社長(毎日・7面)

●病院で車突っ込む、84歳運転、1人死亡、3人重軽傷、栃木・下野(毎日・31面)

●北米で大型車シフト加速、原油安追い風、生産能力強化(産経・10面)

●中国新車販売18%増、10月SUV人気、減税効果も(日経・9面)

●「結束揺るがした」タタ前会長を批判、統括会社が声明(日経・9面)

●シビック北米輸出、ホンダ、日本で生産補完(日経・12面)

●インドネシアで商用トラック、ダイハツ(日経・12面)

●メキシコシティ全日空が直行便、来月2月に(日経・12面)

●特急「あずさ」でドライブ、国鉄時代の塗装、レンタカー導入、JR東日本,甲府に(日経・35面)


ひとくちコメント

米大統領選で共和党候補のドナルド・トランプ氏が勝利宣言してから一夜が明けて、“今泣いたカラスがもう笑った”という投資家たちも多かったことだろう。

民主党候補のヒラリー・クリントン前国務長官と接戦の末、トランプ氏の「当確」が報じられた直後には円高に進んだ為替相場。その翌日は大方の予想に反して円が対ドルで大きく売られて東京市場では一時1ドル=105円96銭と約3カ月半ぶりの円安ドル高水準となった。その後の欧米市場でも106円台後半で推移している。

一方、東京株式市場でも日経平均株価は急反発。終値は前日に比べ1092円高と今年最大の上昇幅となり、1万7000円台を回復した。実業家のトランプ氏の経済政策への期待感から全面高になったとみられる。

きょうの各紙も「円、1日で5円急落、警戒感一変市場一転」(日経)をはじめ、「米株急伸日欧も上昇、軍需・インフラ投資期待」(朝日)、「東証急反発1092円高、NY株、一時最高値更新」(産経)などと、「過激な発言を繰り広げてきたトランプ氏への警戒感が和らいだ」とも伝えている。

金融アナリストなどの専門家の間では「保護主義」を唱えるトランプ氏が勝利したことで「円高が加速する」との予想が大半だったが、一夜明けると“トランプ・ショック”から“トランプ・フィーバー”に様変わりした。

為替や株式などの金融市場でも番狂わせとなったが、 「私は決して皆さんをがっかりさせない」という勝利集会でのトランプ氏の発言をいつまで信じていいのか、本音かどうかも探りながら成り行きを注目したい。

《福田俊之》

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