車載用CFRP世界需要量、2025年には9.2倍の8万5231トンに拡大

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BMW M3のCFRPルーフ(参考画像)
BMW M3のCFRPルーフ(参考画像) 全 2 枚 拡大写真

矢野経済研究所は、車載用CFRP(炭素繊維強化プラスチック)の世界市場の調査を実施。その結果を「2016 車載用CFRPの世界需要予測」にまとめた。

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調査は自動車メーカー、炭素繊維メーカー、成形加工メーカー、機器メーカー、研究開発機関等を対象に、2016年7月~10月の期間、同社専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリングならびに文献調査を併用して行った。

調査結果によると、2015年の世界の自動車向けCFRP需要量は9231トンと推計。自動車でのCFRPの本格採用は2017年頃から開始され、2020年頃まではモノコックでのCFRP採用はBMW『i3』『i8』や高級車での採用が中心と考えられる。そのほか、高級車の構造材の一部や、取替え可能な部品レベルでの鉄からの置き換えによるCFRP採用が中心と考えられる。これらの採用により2020年の自動車向けCFRP需要量は、2015年比約3倍の2万8000トンに増加すると予測する。

2020年以後に関しては、鉄からの置き換えによるCFRP化から、車体設計全体での材料設計の見直しとハイブリッド材料(鉄+CFRP、アルミニウム+CFRP)を使用した「マルチマテリアル化」に対応した自動車の登場が見込まれる。開発が進んでいく中、高価格帯の車種だけでなく、より低価格帯の車種でのCFRP採用が期待される。それら生産数量の大きな車種に採用される上で、CFRTP(炭素繊維強化熱可塑性プラスチック)成形品の採用も見込まれ、2025年の世界の自動車向けCFRP需要量は2015年比9.2倍の8万5231トンに増加すると予測する。

《纐纈敏也@DAYS》

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