東北線や高崎線に残る新聞輸送、業務用書類も運ぶ

鉄道 企業動向
首都圏に残る新聞輸送
首都圏に残る新聞輸送 全 4 枚 拡大写真

京福電気鉄道とヤマト運輸、北越急行と佐川急便。旅客列車で荷物を運ぶ取り組みが各地で行われているが、東京圏のJR列車では新聞や業務用書類などを運ぶ定期列車が存在する。「1日1回、平日を中心に新聞などを運んでいる」とJR東日本大宮支社はいう。

「大宮支社エリアでは、上野発 黒磯行き東北線の電車で新聞を輸送している。1日1回、日中に実施している。月曜日から金曜日までの平日のみで、土休日や年末年始はない」

新聞は電車の最後部車両の半分ほどのスペースに積む。ドアには「荷物室」と仕切り幕をかけ、旅客が乗車できないようにする。各駅で夕刊を待つスタッフが、その列車を待機し、わずかな停車時間の間にスピーディーに新聞を降ろしていく。高崎支社も、上野から高崎へ向かう列車に同様の新聞輸送を設定している。

また、東北線の上り電車には、最後部ドア部分をネットを張り、2つの箱を置くスペースがある。「大宮⇔黒磯」「大宮⇔宇都宮」と記された箱を使い「業務用書類などを運んでいる」。「事業用 宇都宮駅⇔雀宮駅遺失物係」といった文字もあった。各駅のホームでは、駅員が最後部付近に立っていて、書類を車掌に渡す。ひとことふたこと言葉を交わし、車掌は伝票に捺印し駅員に渡す。そんなシーンが垣間見えた。

《レスポンス編集部》

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