横浜ゴム、最終利益53.5%減…需要低迷や円高が要因 第3四半期決算

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横浜ゴムは11月14日、2016年1~9月期(第3四半期累計)の連結決算を発表した。

それによると、売上高4102億1800万円(前年同期比-7.5%)、営業利益188億8900万円(-38.0%)、経常利益は142億7400万円(-44.7%)、純利益は84億9700万円(-53.5%)だった。需要低迷や価格下落など市場環境の悪化に加え、円高による為替変動が収益に影響した。

主力のタイヤ事業は、売上高3104億7200万円(-11.0%)、営業利益165億7900万円(-25.8%)の減収減益。国内新車用は自動車生産台数の減少や価格下落の影響が大きく、売上高は前年同期を下回ったが、原材料価格の下落などにより増益となった。国内市販用は需要低迷を主因に販売量、売上高は前年同期を下回ったが、高付加価値商品を中心に販売を強化した結果、商品ミックスの改善により増益となった。海外は円高や価格競争の影響が大きく減収減益となったが、海外全体での販売量は増加。北米は全体的に堅調で、欧州は新規販路が販売に寄与するなど好調に推移したほか、中国は小型車向けの減税で自動車販売が回復し新車用タイヤが好調だった。

通期業績見通しは、売上高6000億円、営業利益380億円、経常利益310億円、純利益200億円とした前回予想を据え置いた。なお、7月に買収を完了したAlliance Tire Group B.V.(ATG)は通期業績予想に対して、売上高で270億円、営業利益で-45億円を織り込んでいる。

《纐纈敏也@DAYS》

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