ALSOK、道路モニタリングサービスを提供…異常監視から修繕計画策定までをサポート

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ALSOKは、ポットホール(舗装の陥没穴)や段差など、道路の路面状態をモニタリングし、効率的な舗装修繕計画を策定する「道路モニタリングサービス」の販売を12月1日より開始する。

近年、建設後数十年を経過した社会インフラの老朽化は大きな社会問題となっている。現状、幹線道路の多くは、路面性状調査により劣化状態の把握や修繕の判断を行い、適切な維持管理がされているが、調査費用が高額となるため、小規模な地方自治体では、調査が十分に実施されていないのが現状だ。

ALSOKは2014年度より、JIPテクノサイエンス、東京大学が進めている「インフラ予防保全のための大規模センサ情報統合に基づく路面・橋梁スクリーニング技術の研究開発と社会実装」の実証実験に参画し、道路の維持管理に資するサービスの検討。ALSOKの車両に測定機器となるスマートフォンを設置し、走行から得られる加速度情報を分析することで、IRI値(舗装の乗り心地を評価する指数)の算出および路面の異常箇所の検出を行い、路面の劣化箇所を安価で効率的にスクリーニングする技術を開発した。

今回、ALSOKは同技術と実証実験で得た運用ノウハウを活用し、道路の路面をモニタリングし、モニタリング情報から効率的な舗装修繕計画を策定する「道路モニタリングサービス」の提供を開始。ALSOKでは現在、人工知能(AI)を活用し画像から異常箇所を認識するサービスや、画像解析によるひび割れ解析サービスについても取り組んでおり、道路空間全体を監視するサービス提供を目指していく。

《纐纈敏也@DAYS》

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