三井化学、リチウムイオン電池電解液製造設備が完工 2017年4月に稼働

エコカー EV
名古屋工場に建設した電解液製造設備
名古屋工場に建設した電解液製造設備 全 1 枚 拡大写真

三井化学は、拡大するリチウムイオン電池向け電解液の国内需要増加に対応するために名古屋工場に建設していた電解液製造設備が完工した。2017年4月に稼働する。

中国など東アジアで環境への負荷が小さいハイブリッド車や電気自動車の普及が見込まれており、日本でも車載用を中心にリチウムイオン電池電解液の市場拡大が見込まれている。

同社は、リチウムイオン電池向け電解液の市場拡大に対応するため、中国に台湾プラスチックスとの合弁会社である台塑三井精密化学(FMAC)に電解液の製造設備を持つほか、国内では生産委託により電解液の事業を展開してきた。

2017年4月に予定している名古屋工場での新設備の営業運転開始を機に、国内での事業拡大を積極的に推進するほか、これまで行ってきた委託生産は順次新設備での生産にシフトする。新設備の生産能力は年間5000トン。

三井化学は、モビリティ分野の成長を牽引するターゲット領域の一つとして位置付けており、リチウムイオン電池向け電解液はモビリティ分野の中でも積極的に開発を進めている事業の一つ。長年培ってきた電解液に関する技術と知見を活かした高品質な電解液の生産・供給体制を整え、モビリティを中心とした電解液事業の拡大を図る。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
  3. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  4. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  5. メルセデスベンツ、EVで双方向充電を2026年から開始…新型『GLC』が第1弾
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る