その素早い復旧工事で、世界中から注目を集めた福岡市博多駅前の大陥没事故。工事は早いだけでなく、仕上がりもきれいだ。陥没は8日早朝に発生、9日夜には地表面から-3mまで埋め戻しが完了、11日から下水などインフラ復旧を開始、15日には交通開放となった。
17日午前の事故現場の状況は、そこに大きな穴があったとは全くわからない状況。車道は滑らかに再舗装され、白線もきれいに引き直された。歩道は周囲のような敷石ではなくアスファルト舗装であることが異なるが、事故前の様子を知らなければ仮設とは思えないだろう。ガードレールの設置など、まだ若干の残工事はあるようだが、現場の交通は平穏を取り戻している。
陥没穴に面して出入りができなくなった24時間営業の駐車場は、取り残された車については料金は徴収しなかったようだ。同じく事故現場に面した24時間営業のコンビニエンスストアは、休業して整備工事中だった。多くの歩行者が事故現場「跡」にカメラを向け、復旧の素早さに感心していた。