【クラシックカーフェスティバルin北本きくまつり16】風格を見せる戦前のダットサンやオースチン

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1938年 ダットサン フェートン
1938年 ダットサン フェートン 全 27 枚 拡大写真

11月12日に埼玉県北本市の北本総合公園野球場で行われた「クラシックカーフェスティバルin北本きくまつり」。会場正面で風格を見せていたのは、戦前に製造されたダットサンやオースチンなどのオールドカーだった。

1930年代に製造されたダットサンは2台。1937年式のセダンは860ccで、国内初のベルトコンベアラインで量産され始めた車両。スバル『360』とほぼ同サイズだ。アクセルが中央、ブレーキが右側という、現在とは反対のペダルレイアウトなどが古式ゆかしい。1938年式の『フェートン』は4人乗りセダンを幌付きにした仕様。いずれもナンバーが付いていて公道を走ることができるのがすごい。

これらより古かったのは、1934年式の英国車オースチン『10』。1932年から47年まで約29万台造られたファミリーカーで、この個体は初期に造られた6V車だった。このオースチンが1950年代になって日産でライセンス生産をしたのが『A40 サマーセット・サルーン』。初年度登録が1954年(車両年式と同じ)の、正真正銘の日産製国産車だ。

また戦後だが、シトロエン『11CV レジェール』も希少車。1950年式の赤と1951年式の緑が仲良く並んだ。シトロエンが1934年から1957年まで英国で製造した右ハンドル車だ。前輪駆動とモノコック構造を採用した先進的な車だった。2台とも現在の高速道路を難なく走るという。

《嶽宮 三郎》

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