【クラシックカーフェスティバルin北本きくまつり16】フロンテ、ミニカ、キャロル など軽自動車

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1970年 三菱 ミニカ 70 GSS
1970年 三菱 ミニカ 70 GSS 全 42 枚 拡大写真
11月12日に埼玉県北本市の北本総合公園野球場で行われた「クラシックカーフェスティバルin北本きくまつり」。今回は30台を超える軽自動車が集まり、その多様さに改めて感心させられた。そんな、ちょっと気になる小さな車をピックアップしてみた。

最も古かったのは、1964年式の東洋工業(現マツダ)『K360』。軽3輪トラック(オート3輪)だ。今見ると本当に小さい。それでもオーナーによれば乗用車感覚で乗ることができ、ハーレーのようなVツインサウンドが心地よいとか。このオート3輪と併売されていたのは4輪のトラック『B360』。マイナーチェンジ後のこの1964年式は、総アルミ合金製水冷直列4気筒4ストロークOHVエンジンを搭載している。同じユニットを積む『キャロル』(1969年)は、軽自動車初の4ドアセダンタイプのモデルだ。

スズキは結構な台数が来ていた。”コークボトルライン”と言われる丸みを帯びたスタイルが特徴の『フロンテ360DX』(1969年)は、駆動方式をFFからRRとした2代目。1974年式の『フロンテクーペ』は、3連キャブ装着でわずか356ccの排気量から37馬力をたたき出した最上級グレードの「GX-CF」。その後継となる550ccの新軽規格車『セルボCX-G』(1979年)、更に2代目「SS40」型のセルボは4ストロークエンジンを搭載しFF車となった。また、その派生車種として発売されたピックアップトラック『マイティーボーイ』(1985年)はオリジナル性が高く、オプションパーツだったシェルも荷台に載せていた。

三菱は『ミニカ』が2台。1970年式の初代はセンターピラーから後ろをノッチバックにした独特のスタイル。2代目に当たる1970年式の「70GSS」はツインキャブの水冷エンジンを搭載。初期型だけに付けられたメガホンマフラーが勇ましい。新車から乗り続けているという希少車だ。

オープンカータイプの軽トラック『バモスホンダ』(1971年)や、ホンダ『N360』をベースにしたライトバン『LN360』も、今やめったに見ることがない。一方でスバル『360』はタマ数が多いが、走行距離が驚きの9902kmという1967年式や、車体後端まで屋根の伸びた荷室を設けてテールゲートを備えた商用バンモデル「カスタム」(1967年)などが目を引いた。

《嶽宮 三郎》

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