ホンダ 八郷社長、「当面は静観していく」…トランプ氏のメキシコ政策

自動車 ビジネス 企業動向
八郷社長
八郷社長 全 5 枚 拡大写真

ホンダの八郷隆弘社長は11月21日、都内の本社でメディア各社の取材に応じ、次期米大統領のドナルド・トランプ氏のメキシコ政策について「当面は静観していく」と、述べた。

【画像全5枚】

トランプ氏は選挙期間中、メキシコからの輸入車拡大を念頭に、NAFTA(北米自由貿易協定)からの脱退などに言及してきた。近年、メキシコへの工場立地が集中している日本の自動車メーカーは、米新政権のNAFTAの扱いによっては、大きな影響を受ける。

ホンダもメキシコでは1995年稼働のグアダラハラ工場に次いで、2014年には新鋭のセラヤ工場を稼働させており、両拠点の能力は年26万3000台にのぼる。

八郷社長は、「当面、メキシコ工場をどうするかは考えていない。仮に関税がかかったりしても、工場をどこかに移せるわけでもない」とし、今後の状況を見極める考えを示した。また、販売好調で一部車種の供給が不足している北米全体の生産能力(約192万台)の増強については「グローバルではまだ需給ギャップを抱えているので、当面は北米で大きな能力増投資をすることはない」と語った。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. SUBARU公認の結婚指輪、ペアのリングから六連星が浮かび上がる…12月24日発売
  2. 日産『ティアナ』新型、HUAWEIの最新コックピット搭載で約310万円から…広州モーターショー2025
  3. 550馬力のマッスルカー『チャージャー スキャットパック』、4ドアの米国受注開始…6万ドル以下で最強のセダンに
  4. トヨタの米国ミニバンが「エスティマ難民」の受け皿に? 新型発表で高まる「日本導入」への期待
  5. 日産版の三菱アウトランダー!? 北米発表に「まんまやんけ!!」「かっこよ!」など日本のファンからも反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る